推薦者の声

全く腰に負担のかからない介護テクニック
「根津式介護技術」

  • 少林寺拳法第三世師家
    少林寺拳法グループ代表
    一般社団法人SHORINJI KEMPO UNITY代表理事
    少林寺拳法世界連合会長

    第三世師家 宗昂馬

    「少林寺拳法で介護ができる」人を倒すことができれば人を起こすことができる

    少林寺拳法には「教え」があります。そこには単に体を鍛えるための運動や、身を護るための武道・格闘技などではなく、研鑽を積むことによって自己の確立を目指し、互いに援け合い、世のため人のためになるように修めるものであることなどがまとめられています。私は少林寺拳法に携わる者として、日ごろ道場での「人づくり」を通じて社会に貢献することを目指し、より直接的に社会福祉に役立つことはできないかという課題を常に抱えている中、根津さんとの出会いがありました。その時、根津さんから「力を入れずに相手を倒すことができるなら、力を入れずに起こすこともできる」と伺い、少林寺拳法の理法を介護技術に結びつけたことに衝撃を覚えました。そして、「少林寺拳法でも介護ができる」の総監修をしていただくようお願いしました。根津さんが開発された介護技術は人の体にとって無理のない、自然な身体操作であるため介護する側もされる側もストレスなく動くことができます。介護という人を支える立場に身を置く方々、そして思うように体を動かすことができない中でも希望をもって過ごされている介護を受ける側の方々に、もっと根津さんが開発されたこの介護技術が広まっていただきたいと切に願っております。

  • 埼玉医科大学病院 副院長
    耳鼻咽喉科 教授

    池園哲郎

    超高齢社会に生きる我々にとってこの技術は、まさに天からの贈り物である

    私が根津先生に最初に出会ったのは、ちょうど高齢の母があちこち具合が悪くなり、病院通いをしていた頃だった。加齢変化による悩み、あちこちが痛い、いろんな病気が出てくる、薬を飲んだらかえって調子が悪くなる、そんな悩みを高齢者の皆さんはおもちだろう。老々介護においては介護者も弱ってきており、ご本人のみならず介護を担当する家族の悩みは尽きない。そんな中にあって、根津先生の介護技術は腰に負担をかけることなく、無理に力を入れずに相手の体をうまくコントロールして、すっと起こしたり立たたせたり、そっと寝かしたりすることができる。それを目の当たりにした私は、少林寺拳法の極意を超高齢社会に生きる人々のために活かすことができたんだなと、深く感銘を受けた。そんな技術が、埼玉医大の医療者スタッフに取り入れられ、理解され、活用されることとなり、臨床の現場で実践されている。 超高齢社会に生きる我々にとってこの技術は、まさに天からの贈り物である。

  • 学校法人 埼玉医科大学
    総看護部長

    武藤光代

    このような機会を得られた私たちはしっかり学習し、病院だけでなく施設や自宅で介護をする方々にも広げていく役割があると考えています

    看護師という職業は昔から腰痛はつきものというように言われてきました。現に職場には腰を痛めている看護師は多くいて「コルセットがないと働けない」「ぎっくり腰になりました」など常です。また、「体が持たない」と看護の仕事から離れていく看護師もいます。腰を痛める恐怖と常に向き合いながら、それでも看護が好きだから病院に向かっている。そんな看護師が沢山いることを知りながら「無理をしないで。」「1人でしないで2人でして…」等アドバイスをしてくるだけでした。今回、根津先生の「腰に負担のかからない介護技術」を知る機会に恵まれ、これまで私たちが看護現場で行っていたことは、人ではなく物を持ち上げているパワー介助であり、患者さんにも負担をかけていたことに気づかされました。さらに根津先生の講義と真逆の事をしていましたので、腰を痛めるのは当然の事なのだと改めて痛感し、これができたら、介助する側の負担を軽減し、患者さんも楽に移動や体位変換ができると実感することができました。埼玉医科大学グループ看護部では定着に向けて、根津先生から数回にわたり講義と実技指導をして頂きました。誰もが「えー嘘!」「目からうろこ」「信じられない…」等々、研修の場では驚きの声がたくさん、始まりから終わりまでずーっと聞かれていました。医療や物品が発達した現在ですが、昔より腰を痛めている看護師は増えているように感じます。長いこと行ってきたパワー介助から、「腰に負担のかからない介護技術」に変えていくことは、安全安心のためにもしっかり教育計画を立てて取り組むことが必須です。そしてこのような機会を得られた私たちはしっかり学習し、病院だけでなく施設や自宅で介護をする方々にも広げていく役割があると考えています。私たちは「腰に負担のかからない介護技術」を実感しています。高価な装具をつけたりしなくても腰痛者が減ることを確信し推薦いたします。

  • 埼玉医科大学国際医療センター 副院長
    医療安全対策室 室長
    医療安全管理学 教授

    川井信孝

    この介護技術は、提供する側の負担を軽減するだけでなく、受ける側にとっても快適・安楽をもたらす

    医療安全管理部門に勤務する中で、体動ができない患者さんが上腕骨骨折を起こした辛い経験があります。おそらく、介護が原因で発生した医原性の骨折と考えられ、大変申し訳なく思いました。高齢、麻痺、長期臥床といった条件が合わさって脆弱化した骨は、強い力を加えたつもりがなくても容易に骨折する可能性があります。以来、介護を要する患者さんには細心の注意を払う必要がある事を職員に啓蒙してきました。ところで、「腰に負担をかけない」、「力に頼らない」、「支点を作り活用する」といった、「片腕1本でできる!腰に負担のかからない介護技術」で紹介されている介護技術のエッセンスですが、これらは介護者の身体的な負担軽減をもたらすことは言うまでもなく、介護を受ける方の身体各部位にも無駄な力を加えることがなく、自然に体位変換や端座位への誘導などができることも注目に値します。すなわち、被介護者の身体にも支点となる部分を見立てて動作を行うことにより、被介護者が必要とする力を最小限に留め、また苦痛を感じさせることなく介護を受けてもらうことができるのです。医療安全管理の面でも、骨折に限らず、介護を原因とする好ましくない事象の発生を低減することができるといえます。 「片腕1本でできる!腰に負担のかからない介護技術」で紹介されている介護技術は、提供する側の負担を軽減するだけでなく、受ける側にとっても快適、安楽をもたらすものと考えます。是非、安全で安心な介護を提供するためにお役立ていただきたくお願いいたします。

  • 埼玉医科大学国際医療センター 
    感染症科・感染制御科 教授
    感染対策室 室長

    光武耕太郎

    介護者の腰への負担を減らし、感染予防としても有用な介護テクニック

    「全く腰に負担のかからない介護テクニック」はこれまでになかった、まさに現代で求められる介護技術といえます。業務上の腰痛は医療・介護の現場で“職業病”といわれるほど悩ましい問題です。それが、ベッドまわりや車椅子使用時、生活における介護の場面で、「押す」「引く」「まわす」などいくつかのポイントに留意すると腰への負担が格段に違ってくるのですから採用しない手はありません。また私は医療施設における感染対策も担当していますが、問題となる病原菌の多くは人の手指や体を介した“接触”で直接・間接的に拡がっていきます。手指衛生の重要性が強調されるゆえんです。この介護テクニックは患者さんの移動や移乗時に、手でつかむ・抱きかかえるということがなく、結果的に患者さんに接触する面積が少なくてすむという特徴を有しています。介護者の腰への負担を減らし、感染予防としても有用なこの介護テクニックを是非、お勧めいたします。

  • 埼玉医科大学整形外科・脊椎外科 教授

    鳥尾哲矢

    費用もかからず必要なのは教育と啓蒙だけ、皆が学ぶべきものと考えここに推薦致します

    我が国の国民的疾患ともいえる「腰痛」は休業4日以上の職業性疾患の6割を占める労働災害でもあり、特に病院や社会福祉施設での腰痛発生件数は急増しています。介護業務中に生じる腰痛の発生要因の調べでは、単独で移乗介護を行った場合の発生率は、共同で行った場合の約3倍であり、特にベッドから車いすへの移乗や入浴介助の際に発生しやすい事がわかっています。海外では、人力のみで「持ち上げる」「運ぶ」といった動作を禁じ、床走行自動リフト等の福祉用具を使用する「ノーリフトポリシー」という指針が法制化されています。本邦でもこの指針を支持する動きはありますが、定着するには至っていません。「全く腰に負担のかからない介護テクニック」は、高価な福祉器具に頼ることなく、ただ人の技術だけをもってこの問題を解決するという驚きの発想から成り立っています。当然費用もかからず必要なのは教育と啓蒙だけです。従来のパワー介護の問題点であった「持ち上げる」という動作は介護者、被介護者双方に負担のかかるものでしたが、双方の身体の位置や支点を変えるだけで「持ち上げる」ことなく双方に負担をかける事無く移動させる事ができるこの介護テクニックは病院、社会福祉施設のみならず老老自宅介護の場でも役立つものであり、皆が学ぶべきものと考えここに推薦致します。

  • 埼玉医科大学国際医療センター 総合診療内科(地域医療科) 教授
    社会福祉法人埼玉医療福祉会 丸木記念福祉メディカルセンター 病院長補佐
    在宅療養支援診療所 HAPPINESS館クリニック 管理者

    齋木 実

    最期まで住み慣れた地域で過ごしたい・過ごさせてあげたいという想いを実現できる「介護革命」と言っても過言ではありません

    在宅医療の現場において、主介護者となるのは医療・介護に不慣れなご家族であることが多いのが現実です。病院や施設での現場ですら、介助者が「腰を支点」にして「抱く」「つかむ」「持ち上げる」を行っているパワー介護が主体であり、その道のプロでさえ身体に負担をかけて介護せざるを得ないのが現状でした。特に在宅療養においては、介護に不慣れな介護者に無理な負担を強い、介護者が倒れて在宅療養の継続が困難となり入院…というケースが多く見受けられます。「全く腰に負担のかからない介護テクニック」は、最期まで住み慣れた地域で過ごしたい・過ごさせてあげたいという想いを実現できる「介護革命」と言っても過言ではありません。このメソッドが「地域の中の医科大学」である埼玉医科大学を発信源として、医療・介護の現場に浸透し、さらには地域住民へも普及啓発することにより、埼玉発「医療と福祉の理想郷」のモデルケースとなるべく、日本が抱える課題である超高齢社会における介護難民の救済にも通ずる「挑戦」であると確信しております。

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